1) 畑にい草の苗(青苗)を植える。 |
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2) 畑から苗を掘り起こし、株分けをする。 |
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3) 株分けした苗を、苗床に植付ける。このとき、昼には苗床に水を引き、夜は、水を抜いておく。この作業を、植付けから10日間くらいの間、毎日繰り返す。
この作業は、昼間は、水を引いておくことにより、夏の暑さから苗を守り、水の入れ替えにより、酸素の多い新鮮な水を供給し、苗の育成を促します。 |
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4) 11月中旬:苗床で育った苗を掘り、株分けをし、本田(ほんでん)に植え付ける。
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5) 3月上旬 除草剤を散布する。(1つの田んぼに2,3回)
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6) 5月 先刈り(さきがり)、5月上旬、い草を40cm〜45cm残し、い草の先端を刈る。これは、田んぼの土の温度を上げ、い草の発芽を促す効果がある。 |
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7) 網かけ:い草は、直径1mm以下で1.5mもの長さに成長いたします。したがって、風が吹いたりすると倒れたり、折れたりしてしまいます。これを防ぐために、田んぼに全体に網をかけ、倒れるのを防ぎます。い草は、網の間から先端をだし、折れ曲がることなく、すくすく成長します。
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8) 6月 網上げ:刈り取りができる長さになるまで、繰り返される。
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9) 病虫害駆除
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10) 追肥:7日〜10日間隔で5回〜8回肥料を与える。このとき、水に肥料を混ぜ流し込む方法などがある。
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11) 6月中旬 網外し
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12) 収穫:い草の刈取りは、日中の暑いうちは、い草が痛むので避け、朝露の頃、早朝、日が昇るまでと、日が沈み夜露のときにします。
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13) そぐり:刈取ったい草を90cm〜95cmくらいの短いい草を捨てて1つに束ねます。
現在では、機械で収穫するので刈取り時に短いものは選別されてしまいます。
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14) 泥染め:い草は、染土と呼ばれる粘土質の水溶液につけられます。これは、い草の変色を防ぎ、い草独特の色艶を生み、香りを引き出します。また、製織するときにい草を傷などの痛みから守ります。新しい畳表の表面についている粉がそれです。
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15) 乾燥:泥染めされたい草は、天日で乾燥されます。現在では、乾燥機にかけられ乾燥されます。乾燥したい草は、一束ごと、変色を防ぐため黒いビニール袋に入れられ、製織されるのを待ちます。
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